外壁塗装の品質は下塗りで決まる!知らないと損する塗装の真実|岡山市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社イワショウ

外壁塗装の品質は下塗りで決まる!知らないと損する塗装の真実

外壁塗装の品質は下塗りで決まる!知らないと損する塗装の真実
2025年04月12日

編集者プロフィール

はじめまして!
このブログの編集者、藤正宏です。私は株式会社イワショウの代表を務め、創業50年の歴史を持つ当社で長年外壁塗装・屋根塗装の業務に携わってきました。建築業界での経験は30年以上、2級建築士、1級建築塗装技能士、外壁診断士、雨漏り診断士など、15の資格を活かして日々の仕事に取り組んでいます。
ブログでは、編集者として、外壁塗装や屋根塗装に関する専門知識を分かりやすく整理し、読者の皆さまに役立つ情報をお届けしています。特に、見積もりのポイントや塗装業界の最新トレンド、住まいを長持ちさせるメンテナンス方法について深掘りした記事を配信しています。
私たちイワショウは、「納得のお値打ち価格」「確かな技術」「丁寧な仕事」をモットーにしています。このブログが、塗装を検討されている方々にとって役立つ情報源となれば幸いです。どうぞよろしくお願いします!

外壁塗装のトラブルで最も多いのが「塗膜の剥がれ」「ひび割れ」「施工不良」。その多くは、"下塗り"の失敗や手抜きが原因だとご存じですか?

見積書を見ても専門用語ばかりでよく分からない。業者の説明も曖昧で、「下塗りって本当に必要なの?」と感じたことがある方も多いでしょう。

この記事では、外壁塗装における「下塗り」の役割・種類・施工手順から、よくある手抜き事例、信頼できる業者の見極め方まで、徹底的に解説します。

実際に「下塗りがされていなかったために、2年で塗膜が剥がれた」などの事例も紹介しながら、注意すべきポイントを明確にお伝えします。

この記事を読めば、外壁塗装で後悔しないために必要な"目利き力"が身につきます。ぜひ最後までご覧ください!


そもそも「下塗り」とは?外壁塗装における役割と目的

次に、下塗りは外壁の傷や凹凸を均一にする“調整機能”も果たします。古くなった外壁には細かなクラック(ひび割れ)や経年による劣化が生じている場合が多くあります。そのまま上塗りを行ってしまうと、表面のムラがそのまま残り、仕上がりに差が出るだけでなく、下地の劣化が進んでいる場合には塗膜の耐久性に大きく影響を及ぼします。下塗り時にフィラーやシーラーといった専用の下塗り材を適切に選び、外壁の状態を整えることで、最終的な仕上がりを均一で美しいものにします。さらにこの工程がしっかりしていると、後から塗る塗料の発色が良くなり、ツヤや質感のばらつきも減らせます。

また、外壁材が多孔質の場合などは、上塗り材を一気に吸い込んでしまって色ムラが出るリスクがありますが、下塗りによってこのリスクを最小限に抑えられます。上塗り材が均一に広がり、適切な膜厚(塗膜の厚み)を保てるようになるのです。膜厚が薄すぎると、結局再塗装の時期が早まり、結果的にコストがかさんでしまいます。長期的に見れば、下塗りをしっかり行うことでトータルコストを抑えることにつながるとも言えます。

さらに、施工トラブルを防ぐ役割も下塗りにはあります。たとえば、下地の汚れや既存塗膜との相性が悪い場合、ただ上から新しい塗料を乗せても密着せず数年で剥がれてしまいます。洗浄や下地調整が不十分なまま進められる現場も残念ながらあるため、下塗り時にきちんと状態を確認し、適切な処置を施すことが品質管理の面でも非常に大切です。業者が丁寧にこの工程を説明してくれるかどうかで、信頼性を測る材料にもなるでしょう。


下塗りに使われる塗料の種類と特徴

下塗り材を適切に選ばないと、外壁に対して密着力が弱かったり、クラック補修が不十分であったり、サビ止め効果が発揮されなかったりと、さまざまな不具合が起こり得ます。特に既存の外壁塗膜が残っている場合は、既存塗膜との相性も考慮が必要です。たとえば、古い塗膜がアクリル系で、新しい仕上げがシリコン系の場合など、素材同士の相性をチェックしないまま進めると、早期剥離を招いてしまうことがあります。

また、近年では外壁材にサイディングが多く使われるようになり、サイディング専用の下塗り材も多数登場しています。サイディングの場合、継ぎ目(シーリング)の状態も重要なポイントですが、下塗り材で吸い込みを防ぎながら、上塗りとの密着性を高めるのが基本です。サイディングの素材や表面コーティングによっては、低汚染性や遮熱性を持つ上塗りを最大限に活かすために、特別なプライマーを必要とするケースもあるでしょう。


下塗りの工程と注意点|DIYや業者選びにも役立つ知識

DIYで塗装を行う場合、下塗りは特に気をつけなければならないポイントが多いです。まずは安全面。外壁を高圧洗浄する際には足場の安定、電源や水源の確保、防水対策など、初心者にはハードルの高い作業がつきまといます。そのうえでクラック補修や下塗り剤の選定まで正しく行うのは、時間と知識と労力が必要となるため、想像以上に大変です。下塗りで使う材料も、壁の素材や状態に合わせて変えなければいけませんし、塗布量や均一に塗る技術が求められます。しっかりと厚みをもたせ、ムラがないように塗るというのは、意外とプロの経験値が必要とされる工程なのです。

一方で、業者に依頼する場合も、ただ丸投げすれば安心というわけではありません。施工業者が手抜きをしやすい部分でもあるからです。外から見ると下塗りは最終的には隠れてしまう部分なので、「薄く塗ってもバレない」「二度塗りではなく一度塗りで終わらせる」などといった不誠実な施工が行われる可能性があります。また、気温や湿度、天候によっては乾燥不良が生じ、塗膜がしっかり固まっていない状態で上塗りを続行してしまうケースもあります。こうした手抜きやスケジュール優先の進行は、高確率で塗装不良を起こし、早期剥がれや耐久性の低下につながるでしょう。

また、DIYで塗装を試みたケースでは、高圧洗浄が不十分だったために、旧塗膜の剥がれやカビ、藻などが残ったまま下塗りを行い、その結果数ヶ月もしないうちに斑点のような汚れが浮き出てきたという報告もあります。こうなると一度剥がしてやり直しになるため、結局は業者に頼むよりもコストが高くついてしまったという失敗例も少なくありません。


見積もりで確認すべき「下塗り」のチェックポイント

もし下塗りの記載がなかったり、単価が極端に安かったりする場合、実際には下塗りをしないか、またはごく薄く一度だけ塗って済ませるといった“手抜き工事”につながる恐れがあります。さらに、下塗りに使う塗料の種類も重要で、シーラーやフィラーなどの名称をしっかり記載していないケースは、適当な塗料を使われるリスクが高いです。また、「下塗りを2回行う」と見積もりに書いてあっても、本当に2回分の材料費が計上されているのか、面積当たりの使用量は適切か、といった細かな点まで確認できるとより安心です。

また、見積もりの段階で上塗り塗料の種類ばかりが強調される業者も少なくありません。シリコン・フッ素・無機塗料などの耐久性や性能をアピールしながら、その前段階の下塗りについてはあまり説明をしない場合があります。施主側としては「いい塗料を使っていれば大丈夫なのかな」と思いがちですが、実際には下塗りとの相性が非常に重要です。上塗り塗料の性能を引き出すためには、下塗り材の種類や工程がしっかりしていなければ全く意味を成さないのです。

さらに、見積もり時に「下塗りは1回で十分です」と断言する業者にも注意が必要です。外壁材の状態によっては、下塗りを2回することが望ましいケースがあります。たとえば、ひび割れが多く下地の吸い込みが激しいモルタル壁や、既存の塗膜が大きく劣化しているサイディングなどの場合は、一度の下塗りではムラや吸い込みを防ぎきれず、結果的に上塗りの耐久性を損ねてしまう恐れがあります。状態次第では2回下塗りを行う方がトータルのコストパフォーマンスに優れ、長持ちする仕上がりが得られるのです。


まとめ|外壁塗装の品質は「下塗り」で決まる!

  1. 高い密着性:上塗り塗料と外壁の間に強力な接着力が生まれ、剥がれやひび割れを防止

  2. 表面の平滑化:クラックや凹凸を埋め、仕上がりの美観と耐久性を向上

  3. 吸い込み防止:外壁が塗料を過剰に吸わないため、色ムラや艶ムラを防ぎ、塗膜の性能を保つ

  4. 長期的なコスト削減:再塗装や補修のサイクルが伸び、結果的にメンテナンス費用を抑えられる

一方で、下塗りを軽視すると数年で塗膜が剥がれ始める、雨漏りの原因になる、仕上がりがムラだらけになるなど、様々なリスクを抱えることになりかねません。とくに「下塗りなしで安く済ませられます」といった業者には要注意です。

また、施工後に起こるトラブルの多くは下塗り工程に問題があるとされています。例えば、洗浄が甘かったり、乾燥不良のまま上塗りに移行したり、外壁材との相性を無視した下塗り材を使ってしまったりと、原因はいずれも下塗り段階で生じるミスです。こうしたトラブルは一時的には目立たなくても、数年で顕在化し、大きな損害をもたらします。ですからこそ、下塗りが「目に見えない、でも超大事」な工程だと認識しておく必要があります。

この記事が、あなたの外壁塗装に関する悩みや不安の解消に少しでも役立てば幸いです。もし業者から説明を受けるときに疑問点を感じたら、「下塗りの工程はどうなるのか?」「使用する下塗り材の名前や特徴は?」「本当に1回塗りで大丈夫なのか?」といった問いを遠慮なくぶつけてみてください。それに対して丁寧な答えをもらえないようなら、別の業者に相談することも一つの手段でしょう。“下塗りがしっかりしてこそ、上塗りが映える”──この合言葉を胸に、後悔しない外壁塗装を実現してください。


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